オンロード車で未舗装路へ…ストリートバイクで限界を感じるリアルな瞬間

美しく鎮座するストリートバイク

キャンプツーリングに慣れてくると、自然が豊かな奥地のキャンプ場に行きたくなりますよね。

でも、いざ向かってみると入り口が未舗装路で「今のバイクじゃ無理かも…」と絶望した経験はありませんか?

今回は、ストリートバイクでダートに突っ込んだ時に感じるリアルな限界と、無理をしてはいけない理由を僕の体験も交えてお話しします。

オンロード車が直面する魔の区間

地図アプリで最高のキャンプ場を見つけて、ルンルン気分で向かっていると、目的地まで残り1キロというところで突然アスファルトが途切れて砂利道に変わる…これ、キャンプツーリングあるあるですよね。

オフロードバイクならワクワクするご褒美区間ですが、ストリートバイクやフルカウルのスポーツバイクにとっては「魔の区間」に豹変します。

タイヤが砂利にズルズルと滑り、足をつこうにも地面が凸凹で不安定。

Uターンして引き返すこともできず、冷や汗をダラダラ流しながら両足をついて時速5キロで進む羽目になります。

オンロード専用のタイヤは土を掴むように設計されていないため、少しの傾きやブレーキで簡単にグリップを失ってしまい、乗っている本人は生きた心地がしません。

ガツンと響く衝撃とカウル割れの恐怖!

ゆっくり走ればなんとかなると思いたいところですが、ここでストリートバイクの物理的な限界が容赦なく顔を出します。

オンロード車はサスペンションの動く量(ストローク)が短いため、ちょっとしたワダチや石を乗り越えただけで「ガツン!」と底突きを起こし、強烈な衝撃が車体と腰を襲います。

さらに恐ろしいのが最低地上高の低さです。

大きめの石をまたごうとした瞬間に、エンジンの下にあるエキゾーストパイプやオイルパンを「ガリッ」と擦ってしまう危険が常に付きまといます。

そして何より頭をよぎるのが、「ここで転んだらカウルが割れて修理代が数万円飛んでいく…」という絶望的な恐怖心です。

こんな精神状態では、せっかくのキャンプも心から楽しむことなんてできませんよね。

バイクの適材適所を知って賢く楽しむ勇気

未舗装路で限界を感じると「自分の運転が下手だからだ」と落ち込んでしまうかもしれませんが、それは大きな間違いです。

包丁で木を切るのが難しいように、バイクにも明確な適材適所があります。

今のストリートバイクは舗装路を快適に速く走るための最高のツールですが、土の上を走るようには作られていないだけなんです。

無理をして高額な修理代を払ったり、最悪の場合はレッカーを呼ぶような事態になったりする前に、「このバイクの限界はここだ」と見極めて引き返す勇気も必要です。

土の道を心から楽しみたいなら、やはりそれに特化したオフロード専用の道具を選ぶことが、結果的に一番安全で、お財布にも優しい賢い選択になりますよ。